今、ミニトマトとキュウリの苗を育てています。
苗と言っても、種をまくのが遅くて、
まだ指一本分くらいのサイズなので、
「芽」と言ったほうが正確かもしれません。
小さな植木鉢に入れて、庭に置いてあるのですが、
今日はうっかり、水やりもせずに
炎天下のコンクリートの上に出しっぱなしにしてしまいました…!
夜になってからそのことに気づき、あわててジョウロを持って庭先へ。
すっかりしおれているのでは…とヒヤヒヤしましたが…
…だいじょうぶ、
土はさすがに乾いていましたが、
キュウリもトマトも、しゃんと背筋をのばして立ってくれていました。
おお、みんな強い!
待たせてごめんね~!!
と、たっぷり水をかけると…
土が、音をたてて、水を吸い込んでいきました。
土が水を吸い込む音を、はじめて聞きました。
マグカップとそんなに変わらないくらいの、小さな鉢なのに、
「さあああ…しとしとしと…」
と、おだやかな雨が降っているような音がするのです。
その澄んだ音に混じって、こんな音も聞こえました。
「キュウプクプク、キュウプクク…」
かわいくてちょっと不思議な音。
これも、土がたてる音なのか、
それとも、もしかして…
野菜たちが水を吸う音…?!
どちらにしても、
こんな小さな鉢の中でも、
水と空気を呼吸して、生きているものがいる…
そんなことを思った夜でした。